シリンダは、紋紙を介して横針に影響を与えましたが、
ナイフ(棒刀)は縦針を上下させるのに使われます。
(*ナイフというのは、物を切るナイフではなく、
縦針を引っ掛けるものです。)


先程のAとBで違うのが良くわかると思います。



つまり、縦針が上がると、それに吊られている縦糸も上がります。


縦針が上がらないと、吊られている縦糸も上がりません。


縦糸が上がっているところと上がっていないところ、
そこに横糸が通り、また次の一越で上げ下げが変わります。



横糸が一回通る(一越)毎に、

シリンダが90度回転し、紋紙を一枚ずつ入れ替え、
それに影響された横針が、縦針を押し、
ナイフ(棒刀)で引っ掛け、
縦針に吊られている縦糸を上げ下げしているというわけです。
縦針とナイフの関係
縦針とナイフの関係

ナイフ(棒刀)が上下し
縦針を引っ掛けます
縦針とナイフの関係2
拡大図
縦針とナイフの関係3
以上で、「ジャガードについて」、縦方向の運動の解説を終わります。

いかがでしたでしょうか。
解説しようとすればするほど、奥深いものであるため、
簡潔に書いてきましたが、だいたいこんな感じで装置が動いているんだ、
ということをわかっていただければと考えております。

ここが間違っているぞ〜という先輩方、お教えお待ちしております<(_ _)>
また、ここをもっと教えて欲しい、という方もご連絡お待ちしております。
私のわかる範囲ですが。。。(笑)


何千という縦糸を上げ下げするのに、
どういう装置、仕組みで成り立っているのか?
私も最初は「へえ〜」と感嘆の声をもらしました。
また、
この各部の運動が、すべて連動して行われているところに、
すばらしい技術を感じます。

あくまで、アナログですが、

「からくり」の仕組みのすばらしさがそこにあると思います。
ちょっとした狂いが生じれば、
織物にすぐに跳ね返ってくる装置ですが、
それを扱う各職人の技術や苦労、
またそれによって出来上がる織物のすばらしさにもため息が出るばかりです。

大昔のアニメに、
コンピュータから出てくる穴の開いた紙があったのを覚えていますか?
無造作にダダダ〜と出て来る様子が描かれておりましたが、
あれも、きっと織物の紋紙などに影響されているのでしょうね。(笑)
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